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楽しみにしていた無我新春開幕戦ですが、何か観戦レポは小言婆になりそうですよと。今まで良かったので、どうしてもハードル高く見てしまったのがマズかったか・・・。ちょっと消化不良興行でした。自分が無我に求めるのは「偉大なるマンネリズム」や「温故知新」や「真っ向勝負」なのです。良いモノ良いスタイルをあまり崩して欲しくないなぁ・・・。
無我のテーマの生演奏に乗って、
お揃いのジャージで選手入場。
CD発売だとかで延々聞かされ、
心に響く歌もちょっとお腹いっぱい・・・。
あれは激闘の後に聞くと凄く素敵なんですけどねぇ。
ブラック・キャットさん、早くも一周忌だそうです。
奥様とご子息を交えて追悼のテンカウント。
大人っぽく成長したご子息に歳月の流れを感じました。
西村が一人残り、川田が登場。
お互いが希望するルールに未だ折り合い付かず。
西村「3分×10ラウンド」
川田「60分1本勝負」
田中リングアナがそれぞれのルールが書かれた封筒入りの紙を用意。「会場のお客さんに抽選して戴きましょう」希望者多数の中から白羽の矢が当たった男の子が引いたのは「ラウンド制」・・・子供よ、キミを恨むぞ(八つ当たり)
【第1試合】CMLL女子プロ スペシャルマッチ 20分1本勝負 (15分18秒)
○HIROKA vs ●マルセラ
単身メキシコに渡り、CMLLのトップに登りつめたHIROKAの凱旋試合。対戦相手はソウルメイトのマルセラ。田中リングアナによると師弟対決だそうです。
こちらがマルセラ。
小柄だけど、下半身の安定感とパワー。
ちょっとヴィールスを思い出しました。
HIROKAはもっと小柄です。
遠い異国の地で頑張ってるのをプロレス雑誌で知り、
一度は見てみたかったので嬉しいです。
「ヒロカがんばれっ!」聞いた事のある声援。
・・・あ、ガンバレおじさんが来てる。
川田目当てでお越しのようでした。
後の試合では「長井がんばれっ!」とも。
ガンバレおじさんって、守備範囲広いわぁ。
コレは女子プロらしい技ですねぇ。
会場には鳴り物(ガラガラ?)持参のサポーターが。
そこはかとなくルチャの雰囲気を醸し出してくれます。
最後のキメ、フェイスバスター。
そこそこの盛り上がり。
悪くないけれど・・・新木場でやった方が楽しい試合かな。
無我ではお客さんが「公平すぎた」かもしれません。
HIROKAにもっと肩入れできるような試合展開ならば・・・。
その辺ちょっと残念な感じがしました。
【第2試合】20分1本勝負 (10分02秒)
○ミスター雁之助 vs ●バッグ・クォーターメイン
初めて見るミスター雁之助。
というか、この選手全然知らなくてスマン。
井出達と佇まいはインディ臭。
ところが組み合うと無我ど真ん中といった感じです。
今回の拾いものは雁之助でした!
スピード、パワー、技の巧みさ・・・雁之助良いですよ~。
西村がよくやる、ブリッジの体勢からググッと起き上がり。
力押しやら関節やら、渋い渋い。
こういう試合見たくて来てるんですよ~。
しかし決着早すぎ。クォーターメインあっさりしすぎ。
も少し見ていたかったなぁ。
【第3試合】CAW認定セントロアメリカタッグ選手権試合
60分1本勝負 (20分12秒)
○正田、竹村 vs マイク“スイシーダ”セグラ、●アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ
メヒコ組です。
ラテン系選手は入場テーマが明るいですね。
細身のマイク(緑の方)身体能力抜群です。
アルカンヘル(notアンヘル)は大柄でパワー系。
ちょっとコーナーで休んでる時間多し。
全日では見られない、正田のアマレス風コス。
(あまり似合ってない・・・を)
Tシャツの中身はこんなに逞しかったんですね。
竹村、何か動きがモッサリしてると思ったら・・・。
お太りになられました?
も少し絞った方がシャープでかっこいいのにね。
正田&竹村のチャンプ組が姑息にチマチマ悪い事。
チャンプだけどルード(ヒール)です。
マイクのロンリーバトル長め。
耐えてアルカンヘルに繋ぎ、正田と竹村を蹴散らす。
因みに、ルチャ方式ノータッチルールです。
(リング内の選手が場外に出たら交代)
飛びや場外乱闘多数のためリングサイドにマット有。
ロープもいつもより固めに締めていました。
本部席目掛けてみんなバンバン飛ぶもんだから、
ブラック・キャットさんの遺影の額がコナゴナに。
(ブラック・キャットさんもさぞ苦笑している事でしょう)
でもガラスが誰にも刺さらなくて良かった・・・。
このアルカンヘルへの合体技は迫力でした。
竹村がミサイルキック→正田が投げっぱなし。
チャンプ組は他の色々な合体技も冴えて隙無し。
危なげのない余裕の防衛でした。
次の防衛戦はもうちっと歯応えのある対戦相手希望。
(コタビンとか?・・・をぃをぃ)
ここで正田の良さをひとつ。対角線を走る時、一定のスピードでなく、リング中央で加速するんです。だからメリハリがあって観客の目に刺激的に映ると。さすがプロですねぇ。
その他の試合は軽くダイジェストで。
【第1試合】6人タッグマッチ (6分34秒 スパイダーロック→ギブアップ)
TAKUみちのく、○梶ヤマト、藤澤忠伸
vs 滝澤大志、●ランディ拓也、ヒロ・トウナイ
これが梶ヤマトです。なかなかセンスのある選手。
昨年7月にデビューしたばかりなのに、
自分の色を持っています。
TAKU(notTAKA)と梶以外は知らなくてスマン。
それでも若手同士の無骨なぶつかり合いは好きですよ。
【第2試合】シングルマッチ (7分52秒 スモールパッケージホールド)
●柏大五郎 vs ○山縣優
柏組のセコンド。
敏腕マネージャー(?)と怪我で欠場中の鉄平。
しかしTAKAは年末年始8日間で13連戦って・・・。
オマケにこういう役までこなし・・・あ、これは別人か。
山縣、良いですよ~。
柏の逆エビを腕でググッと・・・。
キッチリ鍛えてるなと。逞しくかっこいい姐御です。
Mr.T「今日もしっかり用意してきました!」
柏「いや、もうそれいいから・・・」
例によってパウダー攻撃誤爆。
後ろに回った山縣に丸め込まれて終了・・・たはは。
【第3試合】タッグマッチ (8分22秒 雷斗のライトニングキック→片エビ固め)
房総ボーイ雷斗、●DJニラ vs Mr.X、○マイク・リーJr.
DJニラです。
来月の健介興行で、村上&スト市&菊と絡みますよ。
マイクを持ち上げられなくて雷斗に手伝って貰うニラ。
雷斗「遠い!もっとこっち!」
ニラはヨタヨタ、途中で力尽きてパイルドライバーになる。
結果オーライ?(全然違う)
ニラ「俺にライトニングキックをしろ~!」
雷斗「よっしゃ!」
倒れた反動でマイクにダメージ与える狙い。
勝利を確信した雷斗、南側向いてガッツポーズ。
背後では避けられマイクに押さえ込まれたニラの姿・・・。
【第4試合】10人タッグ・イリミネーションマッチ (27分32秒 勝利者チーム Ω)
※オーバーザトップロープ&3カウント 残りのメンバーが多い方が勝ち
TAKAみちのく、KAZMA、十嶋くにお、PSYCHO、アップルみゆき
vs YOSHIYA、MIYAWAKI、大石真翔、旭志織、バンビ
バトルロイヤルかと思ったら、5対5の対抗戦でした。
正直、途中で飽きた・・・。
もうちょっとテンポよくやって欲しかったです。
ヒールユニット「Ω(オメガ)」だそうです。
まだまだちゃらくさくてブーイングも僅かしか貰えません。
可愛いバンビが知らぬ間に黒バンビに変身で驚きでした。
でもバンビが一番性根を据えてヒールに徹していたかと。
志織は石森路線だったのに「このハゲ!」言われながら、
蹴られるキャラにいつからなったのかと・・・。
今日のKAZMAは健介風に敵を蹴散らして壮快でした。
GET正規軍が力で押すも、こずるく立ち回るΩ。
一人また一人と脱落する正規軍。
最後に一人だけ残ったTAKA。
ボディスラムで投げ押さえ込んだところを、
レフェリーの隙をついて大石の凶器介入。
遺恨を残して次に続くのでありました。
こういうの、どうでもいいや。
感想、凶器攻撃よりバンビのコスの方が反則でしょう・・・。
【オマケ】
売店に座る房総ボーイ雷斗。
何か久しぶりに見たら身体の厚みが凄くなってました!
(25分58秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)
真霜拳號 vs 円華
セミが「正しいベルト移動の仕方」だとしたら、メインは「正しい防衛の仕方」を見せてくれる試合でした。そして気持ち良いくらい起承転結がハッキリした試合でした。正直、円華がここまで真霜に喰らい付くとは・・・。真霜は全て受け止め、尚且つチャンプが背負うモノをキッチリ出していたと思います。面白い試合は、あっという間に時間が過ぎますね!
味方リングアナ(ちょっとアートな写真?)
KAIENTAI DOJOは円滑な進行のために、
王座決定戦以外は選手入場時にコールされます。
円華(まどか)・・・か、かわいい・・・。
マスクマンSUPER-Xがマスクを脱いで円華になりました。
こんなに綺麗な顔が隠されていたなんてビックリ!
しかも顔だけのレスラーでない事を証明してくれましたよ。
真霜はいつも通り静かな佇まい。
いやぁ・・・眼福合戦でもありますなこりゃ。
立ち上がりはじっくり。
手の取り合いから円華が隙をついてタックル。
良い感じ、これは面白くなりそう。
スピーディな攻防も織り交ぜて。
円華は執拗に真霜の足を攻めます。
対する真霜は円華の腕狙い。
どちらも一点集中で痛めつけます。
シンプルな技で魅せる、飽きさせない。
いやぁ・・・美しい。
こちらもまた何とも・・・甲乙付け難いですねぇ。
綺麗なものを見て目が喜びっぱなし。
次第に激しい展開になって行きます。
円華のトップロープ越え。
これは凄かった!
そして再び真霜の蹴り封じの足攻撃へ。
真霜もシンメトリーな攻め方。
終盤は意地と意地のぶつかり合いで沸かせます。
丸め込みの応酬があったかと思えば蹴りの応酬も。
足攻めが功を奏したのか、
蹴り合戦で円華が押す場面があったり。
それを耐えて、真霜は勝ちを取りに行きます。
ラスト、ここぞとばかりに垂直落下式を放つ真霜。
K-DOJOの選手は「必殺技」を大切に使います。
「これを出したら」と充分納得できる出し方でした。
真霜防衛!いやぁ・・・見応えあった!
メインに相応しい好試合でした。
円華はユニットを抜けマスク脱いで大正解ですよ。
これからも注目したいです。楽しみが増えました!