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佐々木健介選手参戦団体などのプロレス観戦記&雑記(サムネイルクリックで拡大)
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(1)からの続きです

【第5試合】  ○トウ・ゴー、趙雲子龍 vs 吉川祐太、●矢野啓太
(15分21秒 クロスフェイスオブ北京)
アイスリボン男子部門。旧勢力と新興勢力の戦いのようです。
さくら代表が旧勢力側に「新木場に客を呼べるパートナーを用意する事」を要求。
バト勢を迎え撃つエースのリボン高梨が用意したパートナーは大家。
趙雲が用意したのは老師トウ・ゴー。トウ・ゴー&趙雲に即決したそうです。
哀れ高梨は売店で頑張っていました。いやしかし高梨&大家も見たいですよ。
そして、さくらに「客は呼べるかもしれないが実力的に疑問視」されてるトウ・ゴー。
新北京組はリボンで未だ勝ったためしがないそうです。今回はその点に注目です。

先発はトウ・ゴー対矢野。矢野はバトラーツ興行で一度見たきりですが、
その時より柔軟な身体を活かした良い動きをしてました。両者交代で趙雲対吉川。
趙雲が華麗なカンフーアクションで魅せつつ次第に吉川がバチバチで押す。
趙雲のやられっぷりに観客から声援。ローンバトルを乗り切った趙雲からトウ・ゴーへ。
老師トウ・ゴーは…素晴らしすぎる。流れに隙がない。やられたら即座に切り返す。
その上、よく似た親戚の東郷さんとは微妙に出す技が違うんですね。
カメハメ波(に見えた)は趙雲に誤爆したものの、連携と怒涛の畳み掛けで初勝利。
試合後、趙雲がマイクを取り「さくらさんにミクシィで色々言われたけど勝ちました!」
「イヤなジンクス(アイスリボンでは連敗)が消え新北京大会に向けて頑張ります!」
大趙雲コールが沸き起こり、さくら代表は「ダメ~」耳を塞ぎながら控え室に退散。
試合は勿論、ストーリー的にも大変面白い結末でした。

※後日補足&訂正
先輩から教えて戴きました。トウ・ゴーのカメハメ波のような技は雷音拳だそうです。

【第6試合】  希月あおい、石井美紀、聖菜 vs 松本浩代、勇気彩、牧場みのり
30分3本勝負 2対1あおい組の勝利
1本目●美紀vs○松本 2本目○聖菜vs●みのり 3本目○美紀vs●みのり
古式ゆかしい3本勝負です。各選手の見せ場を作るためでしょうか。
スピードはありましたが、それでも何となくダラっとした展開に感じました。
1本毎に少しインターバルを置くなどしたら、もう少しメリハリが利いたかもしれません。
あと、カットや介入の場面でゴチャゴチャしてしまったのもちょっと残念。
この試合は全体通して引退を控えた美紀さんの気合が充実していたように思えます。
1本目は松本が担ぎ上げて膝に落とすエグイ技で美紀敗れるも、
3本目はあおい聖菜のサポートで美紀がダイビングセントーンをみのりに決め王手。
みのりは2本負けを喫してしまいましたが、フロッグスプラッシュはキレイでした。
ひとつの技をしっかりと見せてくれるのは気持ちよいですね。
あおいは元気全開、聖菜はセンスが光り、勇気は…頑張ったけど存在感イマイチ…。
そして松本は、このメンツの中では規格外の大きさとパワーで圧倒されます。

終了後、美紀さんが来年2月でプロレス卒業のご挨拶をされました。
続いて「辞める前にぜひ…」松本にシングルでのリベンジを願い出ると…。
松本「私は上しか見ていない。いつかトップに立ってやる。それでも…」
「私を潰しにくるやつはぶっ潰してやります。アナタも全力で潰しにきてください」
松本の熱い言葉と高みを目指す姿勢に可能性を感じました。きっと松本なら…と。

何となく良い雰囲気でメインが締まり、さくら代表が登場。
トウ・ゴーを除いた参加選手全員をリングに呼び入れエンディングとなりました。
さくらさんの歌をバックに選手たちが会場を回りお客さんと握手のサービス。
アイスリボン観戦は市ヶ谷と新木場で2度目でしかありませんが、
前回に続き今回もほのぼの温かい気持ちで家路に着くことができました。

おわり。
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ILLUSTRATION BY nyao